飯吹研ブログ

レガートについて...

, by 飯吹研

レガートとは、音と音を滑らかにつなげることです。気をつけたいのは、スラーとは違うことです。
スラーは管楽器においてはタンギングをせずに音をつなげることですが、レガートの場合タンギングをする場合もあります。基本的にはスラーが無ければタンギングは必要になります。

レガートは管楽器に限らず、演奏家にとってとても重要な技術の一つです。
さて、音と音が滑らかにつながっている、と感じられる為には、音色や音程、音量などの要素の変化が少ないことが必要になります。
あたかも一つだけの弦を一定の力で弾いて、音の高さだけを変えているような感覚とでも言いましょうか...。あるいは信号音(チューナーの基準音等)で演奏すると、非音楽的でしょうがレガートとしては理想的かもしれません。(音色的な問題もありますね)

管楽器でレガート演奏するには、上にも書いたように全ての音の音色、音量、イントネーション等を揃えていく必要があります。

無意識に管楽器を演奏すると、楽器構造の都合上、音のつながりが悪い部分があると思います。
(ex.Flの中音C~D、1Clの中音A~H、Saxの中音C~D、金管の各倍音の替わるポイント等々)
個々の練習で、苦手な音のつながりを滑らかにするよう意識してみましょう。
スケールやアルペジオの練習は、多くの要素を含んでいますが、やはりレガートの練習にも欠かせません。
他にお勧めなのは、フルートの教則本で有名なモイーズの「ソノリテについて」です。
この本の応用ですが、自分の出しやすい音を一つ選び、その音を理想的な音色に出来たら、その音色を保ったまま半音ずつ上下の音を揃えていく...という練習をお勧めします。
金管の方には、クラークの「テクニカル・スタディ」の一つもお勧めでしょう。ここに載せても分かりにくいでしょうから、詳しくは聞きに来てください。

音楽を細かく分割していくと、2つの音のつながりの連続になりますね。その音一つひとつを磨く練習がロングトーンだとすると、次のステップになるわけですね。
音と音の距離が離れれば離れるほど、統一感を持たせるのが難しくなると思います。いつでも演奏に使えるように準備しておきたいものです。

なおレガートと聞くと、歌って(表情豊かに)演奏するようなイメージもあると思いますが、あくまで滑らかに演奏するということだけで、間違ってもレガートで演奏しようとして遅くなったり、もたれたりしてはいけません。
レガートは、表情豊かに演奏する技術のひとつで、他には音量のコントロールや、アーティキュレーション等々が必要です。

こうして長々と書いてみると、ややこしいですね。(私の書き方の問題もありますが...)
でも、いい演奏をしている人たちはジャズであれクラシックであれ、音のつながりがとてもスムーズです。
皆さんでちょっと意識して、よりよい演奏を目指しましょう。

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