飯吹研音遊人 : アーカイブ「2009年10月」

飯吹研 低音倶楽部 ベース本体編 Part4

まだ暑い日もありますが、陽気も秋らしくなってきましたね。

もうお馴染みになりましたでしょうか(笑)Bassパートのバビーです。

 

さて、もう12年も前の話......

日本の凄腕セッションミュージシャンらで結成された

「SOURCE」というフュージョンバンドが1stアルバムをリリースするのですが、

ココで聴かれる青木智仁氏のフレットレスベースのプレイはモチロンのこと、

その素敵な音色にベタ惚れしてしまったのが

本日紹介するATELIR ZM-335/FL(青木智仁モデル)との初の接点でした。

IMG_1827.jpg

そしてこの後リリースされた「青木智仁 徹底解析」という教則ビデオでは

機材の解説もされており、このベースに関する仕様に触れたり、

実際に曲を演奏する場面も収録されており、

鑑賞後には「コレより良い音のするフレットレスベースなんて存在するの?」

という位・・・もう完全な恋ですね♪

 

ただ、この後すぐに私自身が音楽から離れていった事や

このモデルが市場から消えてしまった事、

青木智仁さんが急逝されてしまった事が重なり

(それと中古市場に流れない事もあり)入手は諦めていたのですね。

 

で・・・話は一気に昨年に至るのですが、

某楽器店HPにて同じATELIER Z製で形状が似たタイプのフレットレスを発見!

「このタイプのベースが作られているのならばもしかしたら

青木モデルに近いモノをオーダー出来るかも知れない」

 

と......その楽器屋さんを訪れ、店員さんに話をしてみると

 

「本数限定で復刻するという話がATELIER Zさんからちょうどあった所なんですよ。

一本モノでカスタムオーダーされると凄く値段が上がってしまうでしょうから、

コレを予約されたらどうですか?今抑えちゃいますよ?」

という驚きの展開!

 

「これは神が与えてくれたチャンスに違いない!」

ではないですが(笑)運命的なモノを感じましたので

即予約をしまして・・・およそ7ヶ月ほど待ったでしょうか。

それでようやく手元に来たのがこのM-335/FLになります。

 

このベースの特徴ですが(上記リンクの公式カタログの通り)

まず挙げられるのはスルーネック構造でフレットが28F相当まであるという点。

これはハイポジションで弾く事が目的ではなく、

指板上でピッキングする事によってウッドベースっぽい

ニュアンスを出せるよう青木氏が設計したという事です。

IMG_1829.jpg

仕様的には

ボディ:アッシュ

ネック&指板:メイプルonウエンジ(硬質で比重&密度の高い材)

ピックアップ:Bartolini 59J1-L

プリアンプ:Bartolini NTBT

コントロール:2Vol(Rear PullでPassive),Treble,Bass

カラー:シースルーレッド

 

実は入手後に解った事なのですがこの復刻モデル。

オリジナルモデルと違いがありまして、唯一ピックアップが異なります。

(当時の型番の9Vタイプは既に廃番になっており入手不可だった模様)

その恩恵なのかは分かりませんが

オリジナルモデルには無かった(と思われる)

パッシブへの切り替えも可能になっています。

 

音に関してはピックアップの違いによる元モデルとの差異は分かり兼ねますが、

プリアンプとの相性も良くフレットレスに合った甘いトーンで

シングルカッタウェイ&スルーネック効果により音伸びが抜群に素晴らしく、

一見変った風貌な割に重量バランス等プレイアビリティも高く、

青木氏特有の弦間17mmという狭めなピッチも相まってとても弾き易いです。

IMG_1830.jpg

因みに本来はあくまでオリジナルモデルそのままで復刻!

というお話でしたのでナチュラルフィニッシュ仕様という事でしたが、

僕の中では「ソレは青木さんだけの色」という強い想いがありまして、

オーダー時にかなり無理を聞いてもらいまして「赤」に塗って頂きました。

 

限定5本という話で復刻されたモノですが、

現時点で関東と関西の市場に1本ずつ出回っている様ですので、

高品質を持ちながら見た目にも人目を引くフレットレスをお探しの方は

このモデルを是非お試しあれ!

アレ?なんか楽器屋の店員みたいですね(笑)

 

P.S 40周年演奏会では1曲はこのベースを使う予定です~。

ページ上部へ

ホーム > 飯吹研音遊人 > アーカイブ「2009年10月」