飯吹研音遊人

飯吹研 低音倶楽部 ベース本体編 Part4
まだ暑い日もありますが、陽気も秋らしくなってきましたね。
もうお馴染みになりましたでしょうか(笑)Bassパートのバビーです。
さて、もう12年も前の話......
日本の凄腕セッションミュージシャンらで結成された
「SOURCE」というフュージョンバンドが1stアルバムをリリースするのですが、
このCDで聴かれる青木智仁氏のフレットレスベースのプレイはモチロンのこと、
その素敵な音色にベタ惚れしてしまったのが
本日紹介するATELIER Z、M-335/FL(青木智仁モデル)との初の接点でした。
そしてこの後リリースされた「青木智仁 徹底解析」という教則ビデオでは
氏の機材の解説もされており、このベースに関する仕様に触れたり、
実際に曲を演奏する場面も収録されており、
鑑賞後には「コレより良い音のするフレットレスベースなんて存在するの?」
という位……もう完全な恋ですね♪
ただ、この後すぐに私自身が音楽から離れていった事や
このモデルが市場から消えてしまった事、
青木智仁さんが急逝されてしまった事が重なり
(それと中古市場に流れない事もあり)入手は諦めていたのですね。
で・・・話は一気に昨年に至るのですが、
某楽器店HPにて同じATELIER Z製で形状が似たタイプのフレットレスを発見!
(BETA5/28FLという型番でコレも限定復刻品でした)
「このタイプのベースが作られているのならばもしかしたら
青木モデルに近いモノをオーダー出来るかも知れない」
と......その楽器屋さんを訪れ、店員さんに話をしてみると
「本数限定で復刻するという話がATELIER Zさんからちょうどあった所なんですよ。
一本モノでカスタムオーダーされると凄く値段が上がってしまうでしょうから、
コレを予約されたらどうですか?今抑えちゃいますよ?」
という驚きの展開!
「これは神が与えてくれたチャンスに違いない!」
ではないですが(笑)運命的なモノを感じましたので
即予約をしまして・・・およそ7ヶ月ほど待ったでしょうか。
それでようやく手元に来たのがこのM-335/FLになります。
このベースの特徴ですが、青木氏自身が設計&発案したモノで、
当時、御本人がFoderaのアンソニーモデル等に強い関心を持っていたという事もあり
その形状はかなり強い影響を受けている事が伺えます(笑)
次に挙げられるのはスルーネック構造でフレット数が28F相当まであるという点。
これはハイポジションで弾く事が目的ではなく、
指板上でピッキングする事によってウッドベースっぽいニュアンスが出せるようにという事。
また、本来Fenderの様なフラットヘッドタイプのベース製作を主としているATELIER Zですが、
少しでもテンションを稼ぐためにヘッドに若干の角度が付けられている工夫も見逃せません。
仕様的には
ボディ:ホワイトアッシュ
ネック&指板:メイプル3Ponウエンジ(硬質で比重&密度の高い材)
ペグ:GOTOH GB70E/with Drop-B♭ Tuner
ブリッジ:ATELIER Z BB517(弦間 17mm)
ピックアップ:Bartolini 59J1-L
プリアンプ:Bartolini NTBT
コントロール:2Vol(Rear PullでPassive),Treble,Bass
カラー:シースルーレッド

特筆すべき点としては指板に「ウエンジ」という硬質で比重や密度の高い材が
採用されている事。青木氏が使用されていた楽器もウエンジ指板でしたが
以前市販品で出回っていたものは「パーフェロー(モラード)」という指板で
特性的には割と「ローズウッド」に近しいと言われる材が採用されておりましたので
この辺りは「限定復刻」へのこだわりが感じられます。

他に変わり種として「使う機会あるかなぁ?(笑)」とも思いますが
Low-B弦のペグはHIP SHOT製のBASS XTENDER KEY……
いわゆるDチューナーがGOTOH製のペグと合体しており(何というコラボ!(笑)
ワンタッチで瞬時に音程を下げられる様になっております。
(音程は簡単な調整で任意に変更可能ですが、初期設定のB♭のまま使ってます)
また、実は入手後に解った事なのですがこの復刻モデル。
オリジナルモデルと違いがありまして、唯一ピックアップが異なります。
(当時の型番の9Vタイプは既に廃番になっており入手不可だった模様)
その恩恵なのかは分かりませんが
オリジナルモデルには無かった(と思われる)
パッシブへの切り替えも可能になっています。
音に関してはピックアップの違いによる元モデルとの差異は分かり兼ねますが、
プリアンプとの相性も良くフレットレスに合った甘いトーンで
スルーネック効果により音伸びが抜群に素晴らしいですし、
極端なシングルカッタウェイの一見変った風貌な割に重量バランス等プレイアビリティも高く、
青木氏特有の弦間17mmという狭めなピッチも相まってとても弾き易いです。
弦はATELIER製のフラット弦は既に廃盤という事で同社のセミフラット弦を張っておりますが、
コレが驚きの大当たりで音色&弾き心地共にとてもGood!
フレットレス使う方は是非一度試されてみて下さいという感じです♪
因みに本来はあくまでオリジナルモデルそのままで復刻!
というお話でしたのでナチュラルフィニッシュ仕様のみという事でしたが、
僕の中では「ソレは青木さんだけの色」という強い想いがありまして、
オーダー時にかなり無理を聞いてもらいまして「赤」に塗って頂きました。
スルーネックなのでどんな仕上げになるのか内心ドキドキだったのですが、
出来あがってみると背面がとても綺麗に色分けされていて気に入っております♪



| 〇石からのコメント
2枚目の写真はセクシーだね!
ってか、Part3とPart4のベースの違いがやっと分かったよ♪
| バビーからのコメント
実はこの裏面の塗装に関しては
オーダーの段階でどういった感じになるのか
確実な情報はなかったので
どう仕上がってくるのか予想すらつかない状態で
ドキドキだったんですよぉ。
あがってきて見てみたら
綺麗に赤白に色分けして貰っていたので
本当良い仕事してるって感じ!
Part3&4はどちらも赤いベースだから
一見すると同じの使ってるみたいですよね(笑)
自分でもややこしいので
パッと見分けやすくする為に
コッチのヘッドは白にしたり工夫はしてみた(笑)