飯吹研音遊人

飯吹研 低音倶楽部 ベース本体編 Part5
毎度!バビーです!
40周年記念演奏会が迫って来た事もあり
気合いと緊張感が入り交じる今日この頃でございます。
今回はMoonのJB-4(JBはジャズベースの意)をご紹介します。
(入手直後撮影。現在はコントロールプレートをゴールドに変更してます)↑
飯吹研を離れていた約10年間は、
SAXのAdolphさんにご紹介頂いた数年に一度程度の
(実際には毎年お誘い頂いていたのですが個人的な事情で・・・すみません)
ライブ以外でベースを弾く事はなく、基本的に音楽から離れておりました。
が......今から2年前位でしょうか。
昨年に林寸氏の結婚式での演奏、今年は飯吹研40周年記念演奏会、
のお話を頂きまして久々に復活!という事になったわけですが、
流石に10年という歳月は体力面と精神面において衰えを感じさせまして
「重いベースは厳しい!!」みたいな(笑)
という事で心機一転プレイアビリティを優先した
4弦ベースを購入しようという気持ちが芽生え......
メーカーは色々考慮しましたが、
結局使い慣れた上パーツ選択の自由度が高い
Moonでオーダーしようという結論に至りました。
【コンセプト】は
1本で2本分(ドンシャリ&ヴィンテージっぽい)
の音がでるベース!......強欲この上ないです(笑)
過去に60年代仕様のコレを中古購入して使用していた事もあり、
今回はかのマーカス・ミラー氏でお馴染み、70年代仕様を軸に。
ボディ:ホワイトアッシュ
ネック&指板:メイプルonメイプル
ペグ:GOTOH GB640
ブリッジ:GOTOH 404AO-4(弦間 19mm)
ピックアップ:Moon OXALIS JB(オキザリスと読みます)
プリアンプ:Aguilar OBP-2
コントロール:2Vol,Bass,Treble,Tone(pullでPassive)
カラー:バーガンディミスト(マッチングヘッド)【ラッカー塗装】
本体重量と余計な倍音は極力減らす方向で、
ペグは軽量素材のジュラルミンで出来たGOTOH製 GB640、
ナットは通常の牛骨製と比べ倍音は減りますが
サスティーンの伸びが良いシルバーニッケルナット、
ブリッジはより明確なアタック感を求めてサドル部分のみ
ジュラルミン製のGOTOH製 404AO-4。

また、コントロールパネルのノブが5ケツ仕様で
2Vol,2Toneの他にマスタートーンが付いており、
そのノブをプルするとパッシブになります。
......という事で純正ではあるのですが、
大幅な仕様変更でオーダーしたこのカスタムベース......
実は当初、受取り時にはパッシブの音は
文句無しの素晴らしい音だったのですが、
対してアクティブの音が
当初、中(域)抜けプリアンプの王道であるTCT系を載せている割に
中低域が前面に出て、求めていたドンシャリとは違う
若干ボヤケ気味なサウンドでして......
ボヤケの原因を色々と考慮した結果、
1.ピックアップの特性
2.アクティブパッシブ切り替えのノイズカットコンデンサ
3.マスタートーン(元々音を籠らせる機能ですので)
上2つの仕様変更に関しては
パッシブを使う際に犠牲にする要素がある為、現状保留。
......なのでマスタートーンをアクティブ時のみ
効かないよう仕様変更してみました所、
キレのある王道ドンシャリサウンドとは若干異なりますが、
狙っていた音に幾分近づきました。
(現在はプリアンプをアギュラーOBP-2に換装、
ベース本体で中音域をカット出来なくなってしまいましたが
流石はクリアなサウンドがウリのプリアンプ!
ピックアップの出力を素直に増幅しつつ透明度もあるサウンドになっております)
また、リペアショップ(松○工房)さんの薦めで、
ブリッジ周りの加工をした事により
低音域の鳴りが改善し、音程感がより明瞭になり
全音域でバランスの良いサウンドを奏でてくれる様になりました。

あとは長い間5弦ベースばかり使い続けてきたので、
4弦ベースの感触に馴れていくだけです。
現状、軽くて快適ではあるのですが、
5弦とは様々な個所で演奏フィーリングが異なりまして、
現在も上手く弾ける方法を模索中といった所です。
まぁ馴れるまでの過程が楽しかったりするのですが(笑)
バビーモデルと言っても過言でないベースですので
流麗に弾ける様、少しずつでも前進していきたいですね♪
飯吹研 低音倶楽部 ベース本体編 Part4
まだ暑い日もありますが、陽気も秋らしくなってきましたね。
もうお馴染みになりましたでしょうか(笑)Bassパートのバビーです。
さて、もう12年も前の話......
日本の凄腕セッションミュージシャンらで結成された
「SOURCE」というフュージョンバンドが1stアルバムをリリースするのですが、
このCDで聴かれる青木智仁氏のフレットレスベースのプレイはモチロンのこと、
その素敵な音色にベタ惚れしてしまったのが
本日紹介するATELIER Z、M-335/FL(青木智仁モデル)との初の接点でした。
そしてこの後リリースされた「青木智仁 徹底解析」という教則ビデオでは
氏の機材の解説もされており、このベースに関する仕様に触れたり、
実際に曲を演奏する場面も収録されており、
鑑賞後には「コレより良い音のするフレットレスベースなんて存在するの?」
という位……もう完全な恋ですね♪
ただ、この後すぐに私自身が音楽から離れていった事や
このモデルが市場から消えてしまった事、
青木智仁さんが急逝されてしまった事が重なり
(それと中古市場に流れない事もあり)入手は諦めていたのですね。
で・・・話は一気に昨年に至るのですが、
某楽器店HPにて同じATELIER Z製で形状が似たタイプのフレットレスを発見!
(BETA5/28FLという型番でコレも限定復刻品でした)
「このタイプのベースが作られているのならばもしかしたら
青木モデルに近いモノをオーダー出来るかも知れない」
と......その楽器屋さんを訪れ、店員さんに話をしてみると
「本数限定で復刻するという話がATELIER Zさんからちょうどあった所なんですよ。
一本モノでカスタムオーダーされると凄く値段が上がってしまうでしょうから、
コレを予約されたらどうですか?今抑えちゃいますよ?」
という驚きの展開!
「これは神が与えてくれたチャンスに違いない!」
ではないですが(笑)運命的なモノを感じましたので
即予約をしまして・・・およそ7ヶ月ほど待ったでしょうか。
それでようやく手元に来たのがこのM-335/FLになります。
このベースの特徴ですが、青木氏自身が設計&発案したモノで、
当時、御本人がFoderaのアンソニーモデル等に強い関心を持っていたという事もあり
その形状はかなり強い影響を受けている事が伺えます(笑)
次に挙げられるのはスルーネック構造でフレット数が28F相当まであるという点。
これはハイポジションで弾く事が目的ではなく、
指板上でピッキングする事によってウッドベースっぽいニュアンスが出せるようにという事。
また、本来Fenderの様なフラットヘッドタイプのベース製作を主としているATELIER Zですが、
少しでもテンションを稼ぐためにヘッドに若干の角度が付けられている工夫も見逃せません。
仕様的には
ボディ:ホワイトアッシュ
ネック&指板:メイプル3Ponウエンジ(硬質で比重&密度の高い材)
ペグ:GOTOH GB70E/with Drop-B♭ Tuner
ブリッジ:ATELIER Z BB517(弦間 17mm)
ピックアップ:Bartolini 59J1-L
プリアンプ:Bartolini NTBT
コントロール:2Vol(Rear PullでPassive),Treble,Bass
カラー:シースルーレッド

特筆すべき点としては指板に「ウエンジ」という硬質で比重や密度の高い材が
採用されている事。青木氏が使用されていた楽器もウエンジ指板でしたが
以前市販品で出回っていたものは「パーフェロー(モラード)」という指板で
特性的には割と「ローズウッド」に近しいと言われる材が採用されておりましたので
この辺りは「限定復刻」へのこだわりが感じられます。

他に変わり種として「使う機会あるかなぁ?(笑)」とも思いますが
Low-B弦のペグはHIP SHOT製のBASS XTENDER KEY……
いわゆるDチューナーがGOTOH製のペグと合体しており(何というコラボ!(笑)
ワンタッチで瞬時に音程を下げられる様になっております。
(音程は簡単な調整で任意に変更可能ですが、初期設定のB♭のまま使ってます)
また、実は入手後に解った事なのですがこの復刻モデル。
オリジナルモデルと違いがありまして、唯一ピックアップが異なります。
(当時の型番の9Vタイプは既に廃番になっており入手不可だった模様)
その恩恵なのかは分かりませんが
オリジナルモデルには無かった(と思われる)
パッシブへの切り替えも可能になっています。
音に関してはピックアップの違いによる元モデルとの差異は分かり兼ねますが、
プリアンプとの相性も良くフレットレスに合った甘いトーンで
スルーネック効果により音伸びが抜群に素晴らしいですし、
極端なシングルカッタウェイの一見変った風貌な割に重量バランス等プレイアビリティも高く、
青木氏特有の弦間17mmという狭めなピッチも相まってとても弾き易いです。
弦はATELIER製のフラット弦は既に廃盤という事で同社のセミフラット弦を張っておりますが、
コレが驚きの大当たりで音色&弾き心地共にとてもGood!
フレットレス使う方は是非一度試されてみて下さいという感じです♪
因みに本来はあくまでオリジナルモデルそのままで復刻!
というお話でしたのでナチュラルフィニッシュ仕様のみという事でしたが、
僕の中では「ソレは青木さんだけの色」という強い想いがありまして、
オーダー時にかなり無理を聞いてもらいまして「赤」に塗って頂きました。
スルーネックなのでどんな仕上げになるのか内心ドキドキだったのですが、
出来あがってみると背面がとても綺麗に色分けされていて気に入っております♪
飯吹研 低音倶楽部 ベース本体編 Part3
Bassパートのバビーです。
最近「結局君はベースを何本持ってるの?」と聞かれる事があるのですが、
この連載?をご覧頂ければ見えてくるかと(笑)
......という事で早3回目になってしまうのですね。
今回はMoonのJJ-5須藤満モデル。
プロベーシストの須藤満氏が「T-SQUARE」にて94年~98年。
そして現在は「TRIX」で使用している赤ベースですね。
もう10年以上前になりますが、当時の飯吹研での練習&イベント参加は
基本的にはこのベースを使用していました。
同時にこの頃はベースを習いに行ってた時期でもありまして、
生徒同志の繋がりで伝手が出来た事もあり
色々とお誘いを受けてはコレを担いで方々へ遊びに行っていたので
この子にはかなりお世話になっております。
まぁ授業を受けに行く時には
「ある事情(知ってる方は言わないで下さい(笑)」がありまして中古購入した
Fender USA American Vintage Series '62を持って行ってたのですが......(;^_^A
(因みにこのベース、理由あって後々売却してしまいました)
......という事でこの赤ベースは一番演奏機会に恵まれていた頃の
メインベースでございました。
で、この楽器。非常に強い個性を持っておりボディ材がアルダーであるにも拘らず
所謂【中抜けドンシャリの極み】をいってしまった感のある様なサウンドでして、
発売当時は某ベース専門誌に
「上級者が弾くには問題ないが、初心者が弾くと余計下手に聴こえる」
と書かれておった記憶があります。
そしてその後、実際に手にしてみて
この記事の真偽の程を知る事となるわけですが......(笑)
須藤氏はT-SQUAREやセッション等で
このベースのサウンドを上手にまとめ本当に素晴らしい唯一「須藤満の音」を発信、
日本中のファンを虜にしてきたわけですが、
如何せん吹奏楽や唄モノで使うには「ドンシャリサウンド」というのは
バンドの中に埋もれ易く音程も出にくい側面も持ってまして、
演奏中に「皆にちゃんと聴こえてるかしら?」と戦々恐々していた記憶があります。
逆にスラップで弾く事の出来る楽曲では
この上なく歯切れが良いサウンドが出るので、
特にフュージョン系の音楽を演奏する際は非常に良い感じです♪
仕様
ボディ:USアルダー
ネック&指板:メイプルonエボニー
ペグ:GOTOH GB11W
ブリッジ:Moon MP-6(弦間 18mm)
ピックアップ:Moon MJB-575
プリアンプ:Bartolini XTCT
コントロール:2Vol,Bass,Treble+Vol.Through SW
カラー:トランパレントレッド(マッチングヘッド)
ピックアップ(以下PU)は前述した理由で
須藤氏が最近まで使っておられたMoon製のMJB-575に換装しております。
個人的には販売モデルに搭載されているMJB-505に比べ、
キレ味の部分でドンシャリ感は多少犠牲にする代わりに、
中低域の太さが増して、扱いやすくなった印象です。
また、スイッチがありますが
コレは「ON」にするとに両PUボリュームを全開にするモノでして、
スラップと指弾きを弾き分ける際、
コレを使う事で瞬時にサウンドを補正してくれます。
スラップ時は両PUボリュームを全開にすると歯切れが良いのですが、
特にこのベースの場合、指弾き時はより音程感をキッチリ出す為に
フロントPUのボリュームを若干絞り固めな音を作るのは必須とも言えますので
どちらの奏法も使う楽曲にはこの装備は非常に重宝しますし、
須藤氏ならではのこだわりが垣間見えます。
「Part1」でお話したとおり、長い間ベースから離れておりましたので、
最近は触る機会に恵まれておりませんが、
いつかフュージョン系のバンドにでも参加させて貰ってブイブイ鳴らしたいですな~♪
追記:稀代の須藤満研究家の方に上記の夢を託し、放出致しました。
飯吹研 低音倶楽部 ベース本体編 Part2
いやぁ皆さん、本当に暑くなってきましたね~。
既に暑さにバテバテのBassパート、バビーです。
今回のご紹介は前回のJJ-5(ウォルナット)の次になりますね、
この頃は、よりハイトーンが出せる6弦ベースに興味が湧いていた事に加え、
村上"PONTA"秀一率いる「PONTA BOX」の
「LIVE AT THE MONTREUX JAZZ FESTIVAL」
というライブ作品にハマっておりまして、
当時在籍していた水野正敏氏の「JAZZをE.ベースで見事に表現する」
素晴らしいプレイの虜になってしまっていた事が重なり、
当初はフレットレスで注文した楽器です。
ただ、実際に手にしてみるとピックアップの特性上パンチのあるサウンドだった為
フレットレスらしい「ヌメ~ッ」とした音が思うように出ず、
一年後にはフレットを入れてしまいました(;^_^A
楽器の仕様は、
ボディ:TOP&BACKがウォルナット、コアがマホガニーで
それぞれの間にメイプルが挟まれた5pc.ラミネイト
ネック&指板:メイプルとウォルナットの5pc.ラミネイトonエボニー
ペグ:Moonオリジナル(実際はMoon刻印入りのGOTOH GB70?)
ブリッジ:Moon MP-7(弦間 16mm)
ピックアップ:Kent Armstrong KS-6
プリアンプ:Bartolini NTCT
コントロール:2Vol(FrontをpullでTap),Bass,Mid,Treble,Tone(PullでPassive)
カラー:オイルフィニッシュ(マッチングヘッド)
若干改造を施しておりまして、
純正プリアンプだったMoon製「Black Bird」を「Bartolini NTCT」に変更。
マスタートーンの追加にプッシュプルでアクティブorパッシブ切り替え、
更にピックアップのコイルタップ機能も付加させており、
シングルピックアップとしても使う事が可能という超多機能性を持たせております。
このMBC-6。
国産6弦ベースのハシリに出来たモデルですので
日本人の手の大きさに合わせてナローピッチ仕様になっており
弦間ピッチ(ブリッジの弦と弦の距離)が16mmとかなり狭い部類に入ります。
スラッピングは指が弦の隙間に入り難くやり辛い反面、
2フィンガー(指弾き)は非常に弾き易いというフィーリングを持ってます。
なので元々弦間ピッチの狭いギターも弾くような
マルチプレイヤーには持ち替えが非常に楽なベースとも言えましょう。
まぁ私は基本スラッパーなので弦間の狭さに関しては
正直な話、手を焼いている部分ではあるのですが(;^_^A
サウンド特性的は中低域が前面に押し出てくる感じで、
ジャンル的には唄モノを始め、吹奏楽ではよりポップな楽曲で
相性の良さを発揮するタイプです。
前述した通りパワー感の強さが特徴ですから、
バンドの中での音抜けが非常に良く埋もれてしまう事がありませんので、
その辺りが非常に頼りになりますね。
そういった理由で飯吹研30周年記念コンサートや林寸氏の結婚式等
「ここぞ!」という時の本番では熟考を重ねた結果、
このベースにお世話になる事が多いです。
でもね......購入してから軽く10年以上経つんですが、
未だに一番上のHi-C弦が上手く使えないのは......ひみつひみつ(笑)
追記:非常に惜しかったのですが、機材整理の為手放してしまいました(;^_^A











